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Casa Amarela (Rio de Janeiro)

 カーニバルの日が近いリオの街はサンバのリズムと観光客で溢れ熱気に包まれていた。一カ月滞在したサンパウロを離れリオデジャネイロに移動。

 

 カーニバル期間中は宿代が5倍~6倍に跳ね上がるという話を事前に聞いていたのでサンパウロ滞在中リオに向かう2週間前に宿を抑えていた。

 

 それでも安い所が見つからず、結局、市内からバスで20分ほど離れたビジガル地区のファベラ(貧民街)にある宿に滞在。ファベラという立地と移動距離に不安はあったが貧乏旅行なので仕方がない。

 

 リオに到着し、日課になっているフェイスブックをチェックするとJRというフランスのアーティストがリオのファベラでプロジェクト中で手伝いを必要としているという内容の記事を投稿していた。

 

 早速、場所を調べて行くことにする。彼の存在は5年前にTEDで配信されていた動画のスピーチがきっかけで知り興味を持つようになった。

 

Casa AmarelaがあるMorro da Providenciaは丘陵に位置していてケーブルカーを使って移動する。ブラジル政府と折り合いがつかず現在でも抗争が続くファベラ地区で公共の場所でもトラフィカンと呼ばれる少年たちが機関銃を肩から下げ警察や他の地区のトラフィカンとの戦闘に備えている。ケーブルカーで移動中写真を撮っていたら同乗した人にここから先は撮影禁止区域になるからカメラを終う様に注意された。

JR, a French street artist, uses his camera to show the world its true face. He makes his audacious TED Prize wish: to use art to turn the world inside out. A funny, moving talk about art and who we are.2011


ケーブルカーを降りそこからさらに階段を上る。階段を上り終えた所で木に覆われた黄色い建物が目に留まる。昼の休憩中だったのか人気はない。建物の外からオラーと声をかけると中から一人の少年が表れてジャポンか?タカの友達か?と聞いてきた。

 

???となっているとちょっと待てと言ってまた中に入っていった。そして、今度は眼鏡をかけた日本人が出てきた。あっどもここJRがプロジェクトをしている建物ですよね?と尋ねる。フェイスブックに手伝いを募集しているという投稿があったんで来たんですけどと続ける。

 

えっ?あっはい、日本人ですか?と聞き返されそうですと答えるとちょっと待ってください。手伝い?そんなことJRがフェイスブックに書いていたんですか?あっ僕このプロジェクトのアーティストです。これは僕ともう一人アメリカ人とで作っているんですちょっとここで待ってもらえますか?と大分困惑している感じだった。

 

5分ほど外で待っていると最初に出てきた少年がまた来て中に案内してくれた。

 

 

 日本人の白石 高朗君とアメリカ人のダービットの二人のアーティストが外装内装を手掛け、ブラジル人のジェレミが通訳兼マネージメント。この3人がプロジェクトを任されているそうだ。製作期間は約1カ月。一週間ほど予定より推しているといっていた。

 

 作業過程に設計図や予定表はなく全て二人のインプロビゼーションで行われていた。現地の職人との言語による意思疎通の問題と材料や道具の現地調達に問題があり作業が遅れているとのこと。それでも一カ月でこの作業量は大したもんだと感心する。

 

 その日はキッチンに設置する棚を作ってくれと頼まれ、作り終えると一旦宿泊先の宿に戻る。寝る場所と食事は確保してくれるというので次の日から5日間泊まり込みで作業の手伝いをすることにした。理由は単純でただリオを観光しているよりも彼らとファベラの子供たちと作業している方が楽しいと思ったからだ。

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