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Let´s Surf Charlie in Bahia

 リオデジャネイロでアトランティック海の美しい海を見ていて思ったことは、サーフィンがしたい。だった。最高のコンディションの海で波の事だけを考えサーフィンする日々。これこそ最高の贅沢ではないかと思い、グーグルでブラジルで最高のコンディションの波が上がるのはどこか検索する。出てきたのはItacaré初めて聞く地名だった。

 

 バイア州サルバドールから南へ140キロ離れたところに位置する人口27000人の町。ネットで見る限りまさに絵にかいたような楽園。白い砂浜のロングビーチにサイズは大きくないものの形の良い波が連発している。ここしかないだろうと思い次に安い宿を探す。

 

 気になる宿が二つ出てきた。一つはイタカレから40分ほど離れた場所に位置していて海沿いの立地。ドイツ人が経営しているみたいで高級リゾートホテルが破格の値段と出ていた。ただサーフィンのことは書かれていない。リオデジャネイロからイタカレへ向かう道中にあるみたいだったのでまずはそこへ寄ってみることにする。

 RioからIlhéusまで行き、そこでバスを乗り換える。Ilhéusに到着したのが既に日が沈みかけた頃だったので予めメモして置いた紙を運転手に渡しておく。着く頃には日は完全に沈み街頭などない真っ暗闇。人気も全くないので本当にここであっているのかどうかさえ確かめようがない全く不安になるような場所に降ろされる

 

 ただ勘を頼りに何とか到着する。到着すると予定外の客が来たというような対応を受ける。見た感じからしてドイツ人な女の子がメールをしておいたんだけど返信がなかったからもう来ないのかと思っていたといっている。

 

 泊まれる場所はあるのか尋ねると一番安いのが蚊帳付きのハンモックと言われたのでなんかネットと話が違うよなと思いながらもそこに寝ることにした。ドイツ人の女の子二人がいろいろ親切にしてくれたのはいいけど、なれないハンモックと蚊帳に穴が開いていたりで全然眠ることができないまま夜が明け始めた。

 

 朝日を見るのは久しぶりだったので写真に収めようとハンモックから起き上がる。そして飛び込んできた光景に言葉を亡くす。着いた時は暗くてよくわからなかった白い砂浜、そびえ立つヤシの木、透明に透き通った海、そしてその先から昇る真っ赤に燃えるような太陽。自分がいる場所の美しさに見とれて時間が止まる。

 初めの印象が悪かったので、その日のうちに出ようと思っていたが、この景色に惚れたので3泊この場所にいることにした。白浜を10分ほど歩くと村に着く。そこでコーヒーとパンを買って朝食をとる。戻ると年配の女性が起きていて朝ご飯はどうするかと尋ねられた。

 

 彼女もドイツ人で、昨夜あった時に自分はドイツに住んでいたことがあってドイツ語が話せると言ったら親切にいろいろと気を使ってくれるようになっていた。最初は、この人がオーナーなのかと思っていたら、彼女の息子さんがオーナーで現地の女性と結婚してこのホステルを始めたそうだ。

 

 滞在2日目、どことなく悲しそうな彼女が僕に額についてる目のタトゥーはどういう意味があるのか尋ねてきたのでプロテクションだと答えると僕の顔を見たまま突然わぁーっと泣き崩れた。どうして泣いているのか理由を聞くと、どうやら彼女の息子さんは先月ここで事故で亡くなったそうで土葬をするためにドイツから来たのだと話してくれた。

 

 私の息子はこのホステル一から全部作ったの。ようやく軌道に乗り始めた所だったのに世界はなんて残酷で不公平なのと泣きながらいっていた。それは僕に対する当てつけだろと思いながらも彼女を慰めたのを覚えている。

 

Mono&Poly knatterverein

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and the Gambling.